セキュリティソフトインストール時の競合チェック

「動作がとても遅い」という症状で診断したWindows10ノートパソコン。タスクマネージャを見るとディスク使用率がずっと100%のまま張り付いています。

まず気がついたのはセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)の競合でした。このパソコンにはもともとNTT東日本の「ウイルスクリア」がインストールされていましたが、数日前に「ノートン セキュリティ」の体験版がインストールされています。そのためまずノートンをアンインストールし、いくつかの詐欺ソフトや不要なソフトを削除することで、通常使用できる状態までに復旧しました。

最近のセキュリティソフトはインストール時に競合するソフトのチェックを自動で行うので、競合トラブルは少なくなっていると考えていました。しかし今回診断したパソコンでは実際に起きていましたので、メジャーなセキュリティソフトでも競合ソフトのチェックを行わないものがまだあることに気が付かされました。

そこで6つのセキュリティソフトの体験版(最新版)で、インストール時に競合チェックが行われるかどうか試してみました。

環境1.「ESET Internet Security V11.1 」がインストールされているパソコンに、下記3ソフトをインストール。
1.「ノートン セキュリティ デラックス」
2.「マカフィー リブセーフ」
3.「ウイルスバスター クラウド」

チェックを行いインストールが停止したのは「ウイルスバスター クラウド」のみで「ノートン セキュリティ デラックス」と「マカフィー リブセーフ」はインストールされてしまいました。

ウイルスバスタークラウドインストール時の競合チェック

環境2.「マカフィー リブセーフ体験版」がインストールされているパソコンに、下記3ソフトをインストール。

1.「ESET Internet Security」
2.「カスペルスキー セキュリティ」
3.「ZERO スーパーセキュリティ」

この3つのソフトはすべて競合チェックが行われ、インストールは一時停止し、競合ソフトのアンインストール(この場合はマカフィー リブセーフ)を促す画面が表示されました。

ESETインストール時の競合チェック

カスペルスキーインストール時の競合チェック

ZERO スーパーセキュリティインストール時の競合チェック

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